スマホのウイルス感染詐欺対策!
「ウイルスを検出した」といった偽の警告でユーザーをだます詐欺行為に関する相談が情報処理推進機構(IPA)へ多数寄せられており、前四半期に引き続き、2017年第1四半期も800件超にのぼっているそうです。
以下は、2017年第1四半期の不正アクセス届出状況や相談状況を取りまとめたものです。
同四半期に届出があった不正アクセスは26件で、前四半期を7件上回った。そのうち21件で実際に被害が発生しています。
被害の内訳を見ると、「DoS」が4件、「なりすまし」「不正プログラム埋込」「侵入」がいずれも2件でした。
原因は「古いバージョン使用、パッチ未導入」が6件、「設定不備」「その他」がそれぞれ4件、「ID、パスワード管理不備」が3件。また原因がわからないケースが4件ありました。
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「ウイルス検出」警告、相談件数が高水準で推移
同四半期に寄せられた相談件数は3553件。前四半期の3795件から6.4%減少。「ワンクリック請求」に関する相談は388件で、前四半期の487件から20.3%減。そのうちスマートフォンを対象にした相談は113件。前四半期から28.5%減少。 「ウイルスを検出した」などと偽警告でユーザーの不安をあおり、電話をかけさせて製品の購入やサポート契約に誘導する「ウイルス検出の偽警告」に関する相談は829件。前四半期の833件からわずかに減少したものの、依然として高い水準で推移しています。スマホ画面に「ウイルスに感染している恐れがあります」「バッテリーが損傷しました」「OSをアップデートしてください」といった「警告画面」が表示される報告が増えています。(下図)